shonblog’s diary

日々感じたこと。日記。思想。精神。宗教。自然と人。人間の構造をわかりにくい文章で探求していきます。

株式市場と家庭菜園は似ている。

 日々、株の値動きや全体のマーケットを観察していると、あることに気づいた。これは植物に似ているなと。普段、農業をやりながら株の取引をしていて、一見まったく関係性がなさそうに見えるが、そこに大きな共通点を見出した。植物を栽培することと、株取引で利益を得ることは似ている。

 植物栽培に必要なものは、ざっくり、種、土、水、光である。土の中に種を撒いて、水をあげればそのうち芽が出て葉っぱがなり、光を利用してどんどん成長して、最終的には花を咲かせ、実をならせる。

 これを株式市場取引に例えると、まず株式市場という土壌があり、そこにはたくさんの企業(種)があり、それぞれ良い種もあれば悪い種もあり、芽が出るスピードも違う。その中から良い種ほど最終的には立派な実を収穫できるとの期待から、投資家が資金(水)を与える。そうのようにして時価総額はどんどん成長し、やがて花開き立派な実がなる。そのタイミングで投資家は収穫(利益確定)する。

 こんな形で株式取引と植物栽培には深い関係があり、株式取引は人間が作り出したといえ、その源には自然の摂理が働いている。どれだけ特殊なものでも、普遍の摂理が働いているという証拠である。

 土壌にも様々あり、株式、債権、仮想通貨など、それぞれ栄養成分や特徴が異なる。

 さらに植物栽培から株取引の仕方を学ぶのであれば、まず個別銘柄(種)の選定がとても重要であること。悪い種を選んでしまっては、よい実は得られない。よい実を実らせたいのであれば、良い種を選定しなければならない。

 次に、利益確定(収穫)の仕方で言えば、青いうちに収穫してはいけない。しっかりと花開き実が熟した時に収穫しなければ、美味しくないからだ。これは、天気によって植物は元気な時もあればそうでない時もある。天気がいつも晴れていることはないから。株価の上げ下げも同じく。少し下がったからといって、その種が駄目になったわけではない。

 最後に、これらの共通点から大事なことは、日々の観察である。日々天候は変わる。それに対して、今日の植物(個別銘柄)の調子はどうかなと。やってはいけないことは、勝手に決めつけること。そもそも植物や自然の摂理は人智の及ばない範囲にまで広がっているから、人間ごときの思考ですべてを捉えることはできないから、いつも謙虚でなければならない。