shonblog’s diary

日々感じたこと。日記。思想。精神。宗教。自然と人。人間の構造をわかりにくい文章で探求していきます。

お金のために働くという虚しさ。

 「金持ち父さん、貧乏父さん」という本を読んで、自分の中で引っかかていたものが取れたような気がした。要するに、お金のために働きたくない、ということだ。

 社会人になってずっとこのことが気になっていた。仕事という得体のしれない行為。周りのほとんどがそうしているが、平日は時間通りに会社に行き、特別それがやりたいわけではないがやらざるをえず、土日になると羽を伸ばして遠くへ遊びに行って、好きなものをお金で買って、そして日曜日の夕方になると、また明日から仕事かと肩を落とす。このサイクルを永遠に続けている。この行為が、不思議でたまらなかった。社会がそうなってるからと言ってしまえばそれまでだが。それで終わらせてしまうのがあまりにも虚しかった。

 何をやるにしても付きまとう”お金”。たしかにお金は社会の重要な要素の一つであることは認める。でも、それを最優先に考えて行動することはあまりにも虚しい人生だ。もっと心の奥の直観は違うものを求めている気がずっとしている。それは言葉では言い表し難いものだが。人間である以上、みんなの心の中に生まれつき備わっているものだと信じている。決して”お金”ではない。ただ単に”お金”という雲に覆い隠されているだけだ。そのことを認めよう。

 それだけ”お金”は根深い概念であるという証拠でもある。しかし、それを乗り越えて、より深く、より大きな、価値あるものに気付くことができれば人生はより豊かなものになると確信している。そのためにはまず、お金のために働くことはやめて、自分のために働かなくてはならない。そして、本当の意味で豊かなものを自分の中に見い出さなければならない。