shonblog’s diary

日々感じたこと。日記。思想。精神。宗教。自然と人。人間の構造をわかりにくい文章で探求していきます。

他人を支配しようとする人ほど、自分自身を支配できていないのだから。

 日本の自殺率は、先進国の中でも高く世界でワースト13位となっているらしい。20代か40代にかけての死因の1位が事故や病気ではなく自殺らしい。このデータを見てひどくショックを覚えた。たしかに身の回りの繋がりで自殺で亡くなったという人は意外に心当たりがある。

 日本社会というのは外国の人から見てかなり特殊だという。特に”失敗”に対する考え方がかなりしびやらしい。たしかに自分に置き換えてもかなり失敗を恐れる気持ちはある。「こうしたら失敗するんじゃないか、だからやめとこう」とか人の目線が気になって行動ができなかったという経験は多い。というよりか日常茶飯事かもしれない。だからこそこの失敗ということに対して色々考えてきた。しかし、どう考えても失敗というものは、僕にとってかなり重要なもので、それはもちろんいい意味で。失敗というのは、あくまでポジティブなものだと僕は捉えている。まず、大前提として、行動がないと失敗という概念は生まれない。そして、少なからず行動した時点で何事も前進している。もうですでにこの時点で何も悲観する要素はないのである。それでは仮に”その後”失敗したとしよう。はたしてその失敗という概念は何を意味するのだろう?ここで多くの人は、とても視野が狭くなって悲観的な考え方に覆われてしまう。自分が悪い、自分の能力不足など自分を責めて、さらに周りと比較して劣等感を感じさらに落ち込むといったふうに。ここが分かれ道だ。そう思う必要はどこにもない。なんならその段階に進むためにはまず行動という行為を取る必要があって、それをその人は行っていたから、その時点でマイナスということはありえない。

 そして、人生というのは、まずどんな人でも今生きていれば何かしら”行動”している。みんな確かに歩いている。何もしていないと思っていても脳みそは動いていて、何かしらの影響を生んでいる。その強度に個人差はあるが。そして歩けば、景色は変わり、時々石に躓くことだってあるだろう。そしてたかが、石に躓いたくらいでいちいちそれを気にしていてはラチがあかない。人生はそんなことを気にしていられるほど長くはないのだから、できるだけ歩いて色んな景色に巡り会えたほうが充実した時を送れるはずだ。

 要は、まずは一歩踏み出すという行動から始り、もうその時点で自分に自信を持っていい。その後躓いても、確実に先に進んでいるのだから気にする必要はない。自分を責めることもナンセンスだ。いくら他人に非難されようと関係ない。向こうは向こうの立場で発信し、こっちはこっちの立場で受け止めればなんの問題もない。意見が違っていていいのだ。その違いをお互い認めるということが重要だ。他人を支配しようとする人ほど、自分自身を支配できていないのだから。

 何度も言うように、”失敗”というのは、”行動”の結果でしかないから、行動の量に比例して失敗の量は多くなものだ。だから僕自身失敗している人を見ると偉いと思う。その人は確実に行動をとった証拠であるのだから。そして、失敗というのはとても効率にいい道具になりえる。石につまづいたことで、普通に歩いていては見えなかった景色が見えるのだから。失敗なくして成功はありえないとは、このことだ。だから僕含めみんなどんどん失敗していこう。

そして失敗した人を見ても、非難しないように。まずはその人が行動したことに敬意を示そう。アドバイスはそのあとだ。