shonblog’s diary

日々感じたこと。日記。思想。精神。宗教。自然と人。人間の構造をわかりにくい文章で探求していきます。

小学生のころやっていてよかったこと(パソコン)

 平日の昼間からゴロゴロしながら、YouTube動画を見ていると、「若い頃にやっていてよかったこと」「20代でやったほうがいいこと」みたいな動画が多くて、なんとなく自分自身に置き換えてみた。考えてみると色々出てくるが、その一つを紹介したい。普通こういうテーマは40代や50代になって若い頃を思い出して書くものだと思うが、27歳が生意気に語ります。

 僕自身若いときにやっていてよかったことは、”パソコンを触っていたこと”かな。今でさえ、パソコンは身の回りに溢れていて、なんならパソコンの時代というよりはみんなが使っているメインマシンはスマホである。当時(小学生)はまだスマホというものはなく、ガラケーだった。そしてガラケーは誰かと電話をするデバイスという認識だったであろう。それに対しスマホは電話に使用している時間よりもネット検索したりSNSをやったり動画見たりと、その機能はほぼパソコンでやっていたことだろう。要はスマホは小型のパソコンである。

 そんなパソコンを初めて使ったのは、僕が覚えている範囲で小学生低学年だったと思う。小学校に置いてあったパソコンである。パソコン専用の教室があり、そこに置いてあるパソコンはいつ誰が使ってもいいとう感じで、昼休みに雨の日など外で遊べないと仕方なくパソコンを触りに来ていた。自分の好きなゲームフロッピーをパソコンに挿して遊んでいたような気がする。そこまで夢中になって触っていたわけではなかったが、何か面白い機械だなって思っていた。

 そんな自分がパソコンに興味を持ち出したきっかけが友達がパソコンを持っていたことである。当時は家庭にパソコンを所有しているなんてかなり特別だった。たまたまそんな友達と仲が良かった。というか僕のまわりはパソコンを触る友達が多かった。”パソコンを触ってる感じ”がかっこよく見えたことが僕のパソコンへの興味を引きたてた。そこから僕自身パソコンを欲しくなった。親に頼んだが、僕の家は貧乏でそんな高価なもの変えるはずもなかった。しかし、当時空手をやっていて、大会がありそれに僕が優勝すればパソコンを買ってあげるという条件をもらった。それでなんと僕は優勝した。約束を守ってくれて、念願のパソコンを手に入れた。当時のワクワク感を今も覚えている。パソコンを使ってなにをしたいという目的は特になく。ただキーボードでテキスト入力するだけで楽しかった。キーボードのキーを打ってそれが画面に反映されていることがとても爽快でワクワクした。ただネット検索をするだけでも楽しすぎた。そこから四六時中パソコンを触り続けた。わからないことがあれば、その当時はWeb検索もあまり発展していなかったため(検索能力がなかったのかも)、パソコンが得意な友達が何人もいたから聞きまくった。僕が使っていたパソコンは今ほどサクサク動くはずもなく、ネット回線も遅く不具合だらけで、ちょっと重い作業をすればフリーズするの連続でまともに使えなかった。というよりは今のパソコンが優秀すぎる。その都度対処をする過程でパソコンの仕組みの多くを学んだ。メモリを買ってきて、自分でパソコンに組み込んだこともあった。今のパソコンのスキルはこのおかげとも言える。なんでもあえてパソコンを使っていた。例えば、当時はサッカーもやっていて、練習が休みのときは自分で練習メニューを考えて、それをパソコンでタイピングして印刷までやって、それとサッカーボールを持って、小学校のグラウンドまで行き、メニュー表に沿って一人で練習をしていた。それをたまたま教頭先生に見られて、あとで僕の母親に、「練習メニューをプリントアウトして、持ってきて偉いですね」って言ってたらしい。今考えると、偉いと言うか、いちいちめんどくさいことしてたなって感じだな。

 でも小さいときからパソコンを使ってたから、そういう電子機器に対してアレルギーがないし、最近はじめた動画編集に対しても消極的になることはない。たまたま周りの環境がよかったからパソコンを触った。それが今につながる。人生って不思議やな。年をとればとるほど知識が深まるから、これをやったらこうなるみたいに後先考えて行動しないみたいなことが増えるけど、ノリで始めるのも重要だと思う。だって、必ずしもそうなるって保証はないやん?所詮一人の知識なんてクズだから、その知識で後先考えて行動しないってもったいないよな。機会損失も甚だしい。小学生の僕は、未知のものと出会ってなんとなく始めてみたから当然後先なんて考えずひたすらパソコンを触っていた。そもそも後先って何?ってレベル。ところがどっこい今の僕は後先ばかり考えて行動しないという選択を多く取っている気がする。なんかやりたかったらとりあえず始めてみようぜって、幼いころの自分に学んだな。これがスティーズジョブズの言う「点と点をつなげ」だな。